2021.01.03.2021年正月初席興行
2021年の墨亭初席興行もひとまず終了しました。
◎2021.01.03.(日)第一部:講談の部
田辺いちか『名医と名優』
神田紅佳『扇の的』
(中入り)
神田春陽『越の海勇蔵』
◎2021.01.03.(日)第二部:落語と紙切りの部
柳亭市寿『黄金の大黒』
柳家小太郎『手水廻し』
林家正楽「紙切り」
(中入り)
林家正雀『替り目』
古今亭菊之丞『夢金』
◎2021.01.03.(日)第三部:落語の部
林家なな子『味噌豆』〜南京玉すだれ
春風亭正太郎『堪忍袋』
古今亭菊志ん『幾代餅』
(中入り)
隅田川馬石『厩火事』
こんな時期であるのに、全公演、満員御礼で感謝!
昨年に引き続き、初席の幕開けは田辺いちかさん。第一部は講談の会で、目が開く話と、願いを果たし、思いを射抜く話に出世話。今年も墨亭では沢山の講談を聴いてもらいらいと思います。
第二部と第三部では、この3月に真打に昇進する春風亭正太郎(九代目春風亭柳枝を襲名)さんと柳家小太郎(柳家㐂三郎に改名)の二ツ目さんが登場。更に、第二部には念願と言うべき紙切りの林家正楽師匠が登場しました。「昔はこんなところで紙切りもやったんだろうね」と正楽師から。BGMは私が担当。うまく行ったのではないかと…。鋏試しとして「羽子板」と「藤娘」を切って、あとはお客様からのご注文で。墨亭の人数ともなると、ほぼ半数の人がお正月土産をということになりました(笑)。また、飛び入りゲストで林家正雀師匠が華を添えてくれました。菊之丞師は久々の出演で『夢金』。今年は金運上昇を願いたいところです。
第三部ではなな子さんが南京玉すだれでご祝儀を付けていただき、正太郎-菊志ん-馬石という実力派が並び、三が日からガッチリジックリ噺を聴く会になりました。
疲れましたが、充実した一日でした。そして、来年も三が日に会を開け、みなさんが健康に過ごせますようにと、墨亭から歩いてすぐの烏亭焉馬ゆかりの秋葉神社で拝んできました。
本年もよろしくお願いいたします。
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