「柳亭市寿の会」と「春風亭一猿の会」
会社員時代の同期と顔を会わせることも少なくなってしまいました。大きい会社であったことから、全国で働いている人も多いので、今は何年かにいっぺん、何人かと会えればいい方です。
落語家さんを見ていると、仲の良い同期と、そうでない同期が……。
2019年5月に二ツ目に昇進した、春風亭㐂いち、春風亭一猿、桃月庵白浪、柳亭市寿の4人は、一緒の落語会を開いている、恐らく仲の良い同期なのだと思います。
墨亭で最初に会を開いたのは春風亭一猿さんで、その第一回目の落語会に遊びにやってきた…、落語家さん的に言えば「勉強にやってきた」のが柳亭市寿さんでした。そんな二人がそれぞれに勉強会を開催しています。その2回目についての色々です。
◎2020.11.26.(木)「第2回柳亭市寿の会」
柳亭市寿『初天神』『加賀の千代』(中入り)『ねずみ穴』
◎2020.11.29.(日)「第2回春風亭一猿の会」
春風亭一猿『松竹梅』『蔵前駕籠』(中入り)『兵庫船』
まさに同期二人の新鋭二ツ目の会。落語はまだまだ粗削りなところもありますが、二人の高座に接していると、真正面から落語に臨み、師匠から受け継いだ落語とどう向き合い、どのように自分のものにしていくかが見えてきます。私としては開演前と終演後の落語談義も楽しく、こんな噺をあの師匠に習ってみたら?と助言をしたりすることもあり、また、あの噺をこの師匠に習った時にこんなことを教えてもらえましたといったあれこれを聴くのも財産になります。ある種、こちらにとっても勉強会といった感じです。
市寿さんは毎月、一猿さんは隔月で勉強会を開いています。コロナ禍にあり、勉強の場が少なくなっているという二ツ目さんが墨亭に集まって来てくれています。よろしければ、一度、覗きに来てください。(雅)
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